ぶどう畑の葡萄作り(6)がんばれ日本.

3月11日の東日本大震災では,山梨も揺れましたが被害はありませんでした.被災した皆さまに心よりお見舞いを申し上げます.特に,農業地帯の住人としては,放射能被害によって壊滅的打撃を受けた東北農家の皆さまの気持ちは痛いほど分かります.丁寧に耕し,慈しんで収穫した作物が出荷できない悔しさはいかばかりでしょう.しかもそれが自然災害よりも国の政策によるところが大きいとすれば,その痛みは国民全員で分かち合わなければなりません.大地の恵みを信じて,共に頑張りたいと思います.写真は2011年3月29日朝10時半頃に撮影しました.

さて,わが葡萄園では,施肥を始めました.植物の成長に必要な三大要素,窒素,リン酸,カリの配合肥料(高度化成14-14-14)を撒き,耕運機で土になじませる作業をしています.2月には,リン酸とカリを配合したものを撒き,梅雨時と初冬にも施肥をします.剪定,除草,防虫と並んで大切な基礎作業と言えましょう.そもそも植物は,自ら光合成を行ってぶどう糖を作っています.つまり,光と水と二酸化炭素があれば生きていける独立栄養生物ですが(人間は従属栄養生物),繁殖するためには外部からの助けも必要なのです.ここでそれぞれの要素の働きを纏めておきましょう.

(1)窒素は身体を作ります.つまり,根の発育を助け,茎や葉を伸長させ葉の緑色を良くします.植物の身体は細胞壁が糖類,中の細胞はたんぱく質で出来ており,たんぱく質を作る為には,窒素が必要です.
(2)リン酸は体内の各部分に含まれており,細胞核の構成成分ですから,生育初期に適度のリン酸がされると,細胞を増やし,その後の生長を良好にして病気に対する抵抗力も強くなります.つまり元気になります.
(3)カリは身体の構成材料ではなく,様々な調整機能を果たす要素です.果実や野菜では葉柄にカリが蓄積されることが多いと言います.カリを施すと,茎や葉柄に働きかけ樹勢が回復します.つまり調子がよくなります.

人間も植物も生きていかなければなりません.今は,精神的にも,肉体的も大変な時期ですが頑張りましょう!
画像
画像

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

m.i
2014年10月22日 12:30
なんだか植物が人間っぽくみえてきました。

この記事へのトラックバック